セルフプロデュースの先にある事
美容の業界に入ってスタイリストになったばかりの時、
悩んでた事があります。
それは
【自分のキャラ】です。
まず、スタイリストになるまで、周りからどう見られているか?
お客様はどんな美容師を求めているか?
外見や内面、
立ち振る舞い、服装、話し方、なども含めたキャラ設定。
色々な事を含めて、そのような事をしっかりと考えた事があまり無かったんです。
だから、何も考えずにデビューした時に
自分がお客様から頂く反応やリアクションが
自分はどう見られているのか?って事を考え出すキッカケになりました。
僕は当時かなり年齢より若く見えたようで、
かつ落ち着きも、そこまでなかった様に思います。
自分に自信が無かった訳ではなかったのですが、
思ったほどの反応が得れてない気がして
自分のキャラ設定、
もちろん実力も足りなかった部分はありますが、
何よりキャラ設定に、
セルフプロデュースに悩んでいた様に思います。
セルフプロデュースをする、と言う事は
自分と言う素材を客観的な視点でまず理解していないといけません。
例えば、、
当時の僕なら。
若く見える【若いけど大丈夫?と思われる】
↓↓↓
①服装をシックに、黒など落ち着きのある
色を中心にする
②若いが、言葉遣いは丁寧、しっかりした口調で話す。
軽く見える【仕事をしっかりやってくれるのか】
↓↓↓
①最初のカウンセリングをより丁寧【空気感、話すスピード、所作なども】に、ヒアリングする
②美容に対して、仕事に対して誠実だと感じて頂けるよう、お客様にとっての役立つ知識などをしっかり伝える。
美容の仕事にかけている思いなど話す【距離感が詰まってきてから】
など。一例一部ですが、当たり前の事ばかりですが。
項目を分けて、どう見られているか分析仮説を立てて、
そこに対する改善や対策を立てていく。
それが集まって新しい自分のイメージ、キャラが出来るので、
お客様から求められる人物像と、
自分が目指すべき人物像、を
イメージしてセルフプロデュースしていました。
今振り返ると、勿論荒削りな部分は沢山ありましたが、
そうして自分を作っていく作業をし続けていた事は、
今の自分にもつながっていて、
今も役に立っています。
セルフプロデュースをすると言う事は
【自分を客観的に見て、演出していく事。
自分のコントロールを決めたようにしていく事】だと僕は思っています。
自分のコントロールを自分でする。
当たり前の事なんですが、
なかなか難しい事で、
その中で自分を修正し、変化させることは
簡単ではありません。
人がやりたくない事は僕もやりたくないし、
人が面倒くさい事は僕も面倒くさい。
人が怖い事、辛い事は
僕も同じように辛いし、怖い。
同じように感じるし、むしろ元々のスペックが僕は低いのですが、、、。
しかし、
その時に目指す自分に対して必要な事なら
意を決してやる、って感じで
ダメな自分を人並みに出来るようにしてきました。
それらが、できた!とは
言い切れませんが、
その経験を経て、セルフプロデュースの先には
【ディレクション】だと思いました。
ディレクションは、他人を指導、管理、演出、指揮する事です。
セルフプロデュースが成功した人が、
優れた指導者になる、とは言い切れませんが、
セルフプロデュースで苦労した人ほど
ディレクションするようになった時に
優れた結果が出せるように思います。
セルフプロデュースの段階で簡単に
結果が出た人は元々、天才肌な人が多いように思います。
だから、他人に教える時に教え方の幅が少ない、
または簡単に出来た分、感覚が分からない事がある、
と、主観ですが思います。
セルフプロデュースに苦労した方が、
様々なパターンに対してのディレクションが
出来るように思います
【だからと言って僕が優れた教育者と言う訳ではありません💦】
もちろん、セルフプロデュースも簡単に、
かつディレクションも天才的にこなす人も
います。そんな人は天才ですね、本当。
何が言いたいかと言うと
【セルフプロデュース、自己管理】も
ちゃんと出来ないと、
他人のディレクションなんて、とても出来ないよって事です。
自分の事すら満足に出来てない人に、
他人をかまってる余裕がある訳ないからです。
だから、人を育てる、管理する、立場にある
人は、
まず自分の事からしっかりやる。
自分が決めた事、
自分の立場で、環境で、
やらなければならない事、くらいは当たり前にやる。
それらが高い精度で出来て、
はじめて、人をディレクションする立場に立てるのでは無いでしょうか?
【自分を管理する、自分をコントロールする】を僕もしっかりと、これからも
やっていきたいと思います。
だって、自分がしてないと
人に言えないですからね💦
口だけ良く動かす、と言われないように頑張ります💦
では。
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